「平成の労働市場」概況

こんな記事がありましたので抜粋・引用してご紹介します。
(参照元:https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=61737?site=nli)

平成の労働市場を振り返る-働き方はどのように変わったのか-

1 就業者増加要因は女性と高齢者

平成の間の労働市場では

就業者数は30年間で653万人増加したそうです。
さらに細かく男女の別でみると

男性の115万人増
女性が538万人増

というように特に女性の数の増加が顕著です。

一方、年齢ごとに見ると

男性 59歳以下が313万人の減少
60歳以上が428万人の増加

女性 59歳以下が222万人の増加
60歳以上も316万人の増加

とやはりこちらでも女性の社会進出の大幅な進展が見られます。

平成の間で労働者の全体に女性が占める比率は40.1%から44.2%へと上昇したそうです。

以前は「60歳定年制」という制度が社会的にも「スタンダード」とも言える状況だったこともあり、特に50代後半の年代から就業率が大きく低下するという特徴がみられました
が、厚生年金が支給開始される年齢が段階的に引き上げされ、企業に対して65歳までの雇用確保措置を義務付ける「高年齢者雇用安定法」の実施により60歳以上の就業率が大きく上昇して、これまでとは異なり59歳から60歳にかけての就業率の低下傾向には減少がみられました。

2 続く非正規雇用者比率の増加

平成の間では雇用者数は1464万人の増加となったのですが、その9割以上がいわゆる「非正規雇用」(アルバイト・契約社員・派遣社員等)の増加によってもたらされたものだということです。このことは非正規雇用が1364万人の増加だったのに対して、正規雇用の増加は99万人に過ぎなかったという結果に表れています。

2000年代までは女性が非正規雇用の中心だったのですが
1990年代後半以降になりますと経済の低成長・停滞やグローバル化経済の進展を要因として企業が人件費を抑える風潮が高まったこともあり、非正規雇用される男性の数が急増したのです。さらに平成が始まる頃には20%以下だった非正規雇用比率はほぼ一貫して上昇を続け、2018年には37.9%とこれまでの最高水準を更新したそうです。

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